50代のたるみ治療は、珍しい選択ではありません。
当院の糸リフト症例記録192件から、50代の実際をお伝えします。
この記事の要点
- gift clinic 銀座の糸リフト症例記録192件のうち、50代は42名。年齢の幅は19〜65歳で、50代は珍しい年代ではありません。
- 経過撮影の記録では、1週間検診は術後平均9.3日、1か月検診は平均36.1日に実施されています。仕上がりの判断は施術直後ではなく1週間前後からになります。
- 当院で相談が多いのは、ほうれい線、口横のもたつき、目の上下のたるみ、フェイスライン。年代の話より、どこに何が起きているかで設計が決まります。
- 私(能登谷)の方針は「やりすぎず、変わりすぎず、でも確かに美しく」。必要のない施術はご提案しません。
「50代でたるみ治療を受ける人は、実際にどのくらいいるのか」から始めます
50代でたるみ治療を検討するとき、多くの方が最初に気にされるのは「この年齢で受けている人は本当にいるのか」「もう遅いのではないか」という点です。一般論で「遅くありません」と書くことはできますが、それでは判断材料になりません。当院の記録を出します。
以下は、gift clinic 銀座で糸リフトを受け、モニター撮影にご協力いただいた方の年齢分布です。分母は当院の全患者数ではなく、この記録に登録された症例数です。
| 記録範囲 | 症例数 | 年齢の記載がある件数 | 年齢の幅 | 平均年齢 | 50代の人数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 150件 | 150件 | 19〜65歳 | 41.9歳 | 33名 |
| 2026年1月〜8月 | 42件 | 42件 | 21〜61歳 | 43.4歳 | 9名 |
年代別の内訳は次のとおりです。
| 年代 | 2025年 150件 | 2026年 42件 | 合計 192件 |
|---|---|---|---|
| 10代 | 1名 | 0名 | 1名 |
| 20代 | 15名 | 4名 | 19名 |
| 30代 | 43名 | 10名 | 53名 |
| 40代 | 55名 | 17名 | 72名 |
| 50代 | 33名 | 9名 | 42名 |
| 60代 | 3名 | 2名 | 5名 |
192件のうち 40代と50代で114名、50代の記録は42名あります。全体の21.9%です。最年長は65歳。年代の中心で言えば30代・40代で、2025年の150件中98件を占め、50代はそれに次ぐ層にあたります。糸リフトは20代から60代まで受けられており、20代だから早すぎる、60代だから遅すぎるということはない、と私は繰り返しお伝えしています。
※上記はいずれも当院の症例記録に残っている実データの集計で、当院の総症例数ではありません。記録に登録されるのは撮影にご協力いただいた方であるため、来院者全体の年齢構成とは一致しません。

50代の方が実際に相談される内容
当院で相談が多い部位は、Instagramのフォロワーアンケートで伺っています。上位に挙がったのは、ほうれい線、口角横のもたつき、目の上と下のたるみ、フェイスラインでした。院内でも頬コケと口角横のもたつきのご相談をとくに多くいただいています。
もうひとつ、当院にお寄せいただいたクチコミのなかで、来院のきっかけとして繰り返し出てくるのが次のパターンです。
- 他院で糸リフトが痛かった経験があり、もう一度受けることに踏み切れない
- 他院で希望していない施術をすすめられた、あるいは医師が慌ただしく質問しにくかった
- 「引き上げたいなら本数を入れればいいのか」と思い込んでいる
- 初めての美容クリニックで、何をどう相談すればいいか分からない
- カウンセリングだけのつもりで来院した
50代のご相談も、この延長線上にあります。「年齢的にもう手遅れなのでは」というご不安と、「変わりすぎるのは困る」というご要望が同時に来るのが特徴です。
私が設計で大事にしていること
私(能登谷)は、たるみに必要なのはただ引き上げることではないと考えています。

顔のたるみは脂肪の位置が下がって起きるものなので、糸リフトは下がったボリュームを元の位置に戻すように設計します。劇的に変えるのではなく、本来のその方の良さを引き出す。違和感がなく、周囲にバレない自然な仕上がりを大切にしています。無理なご提案はせず、今のあなたに本当に必要な施術だけを一緒に考える。やりすぎず、変わりすぎず、でも確かに美しく、その方らしい自然な若返りをご提案しています。
この方針は、50代のご相談でとくに効いてきます。糸リフトの適応外を判断する軸は、次の2点です。
- 元々輪郭に脂肪が多くついている場合は、脂肪吸引をしたほうが良い場合もある
- 元の脂肪がついている位置以上に持ち上げると、糸に無理がかかるので戻りが早い
2つ目は、50代のご相談で最も重要な点です。たるんでいるのだから強く上げれば良くなるはず、と考えて本数を増やしても、元の位置を超えて持ち上げれば戻りが早くなります。本数だけで効果が決まるわけではない、と私がお伝えしているのはこの理由からです。
目の下についても同じです。
クマのご相談で多いのは「とにかく取ってほしい」というご要望ですが、脂肪は多ければ悪者というわけではありません。むしろ少なすぎると陥没して老けた印象になります。やりすぎず、変わりすぎず、でも確かに変化がわかる。このバランスを見極めるのが診察の一番大事な部分だと考えています。
診察で最初に確認するのは、ふくらみが主体か、くぼみが主体か、その両方かです。目の下のご相談で来院された方でも、実際に診ると青みや茶色みが主体で、脱脂だけでは満足度が上がらないこともあります。必要のない施術をおすすめすることはありません。セルフケアや経過観察が最善だと判断した場合は、そのままお伝えします。
糸リフトの本数は、実際にどのくらい入れているのか
「50代なら本数が多く必要なのでは」というご質問をよくいただきます。当院の症例記録で本数が記載されている行を集計しました。
2025年の糸リフト150件のうち、本数欄に何らかの記載がある行は82件、そのうち「◯本」と本数まで書かれた行は67件でした。残る83件に本数の記録はありません。1件で2種類の糸を併記している行があるため、本数の延べ件数は80件になります。
| 本数 | 件数 |
|---|---|
| 2本 | 15 |
| 4本 | 15 |
| 6本 | 17 |
| 8本 | 8 |
| 10本 | 13 |
| 12本 | 4 |
| 14本 | 5 |
| 1本・3本・20本 | 各1 |
最も多いのは6本、次いで2本と4本です。10本以上は80件中23件でした。「アルテミス2本+Nリフト6本」のように2種類の糸を組み合わせた記録もあります。アルテミスリフトは2025年の記録に登場する糸で、現在の取り扱いはNリフトとヴィーナスです。
この分布は年代別ではないため、「50代なら何本」という数字にはできません。ただ少なくとも、実際に行っている設計の中心は6本前後で、本数を最大化する方向では設計していないということは記録から読み取れます。
※2026年の記録は本数欄が全件空欄のため、上記は2025年分67件のみを根拠としています。


経過はいつ落ち着くのか
ダウンタイムの説明は「腫れは1週間程度」と書かれることが多いのですが、それが実際にいつ確認されているのかまで書かれていることはほとんどありません。当院の経過撮影の実施記録から出します。

| 記録範囲 | 1週間検診の実施率 | 実際の平均日数 | 1か月検診の実施率 | 実際の平均日数 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 糸リフト 150件 | 149件 99.3% | 術後9.3日 | 140件 93.3% | 術後36.1日 |
| 2026年 糸リフト 42件 | 40件 95.2% | 術後9.6日 | 36件 85.7% | 術後34.2日 |
※日数は施術日と撮影日の差を計算できた行のみの集計です。これは来院と撮影の実施日であって、症状が消えた日ではありません。
もうひとつ、撮影素材の使用可否を時点ごとに評価している記録があります。2026年の糸リフト42件のうち評価が記載されている23件を時点別に分解すると、施術直後は「条件付き」が19件で圧倒的多数、一方で1週間時点では「良好」が最多になります。なかには直後は不可で、2週間の時点になって可となった記録もあります。
ここから言えるのは、施術直後の状態を完成形として判断しないほうがよいということです。見た目が整ってくるのは1週間前後からで、それより早い段階で「思っていたのと違う」と結論を出すのは早計です。当院のクマ治療の記録欄にも、1週間の時点で仕上がりを判断すべきではない、という趣旨の記載が残っています。
ダウンタイムの目安は、痛みと腫れが1週間程度、内出血と口の開けにくさが2週間程度、皮膚の引きつれが1か月程度です。いずれも個人差があります。術後しばらくは大きく口を開ける動作や、顔に強い力がかかる行為はお控えください。


50代で実際に組む選択肢と料金
以下は2026年8月時点・税込の価格です。最新の料金、キャンペーン、モニター条件は必ず料金ページでご確認ください。
引き上げ:糸リフト
棘のついた医療用糸を皮下組織に挿入し、下がった組織を引き上げる施術です。糸の素材にはPDOやPLLA、PCLなどがあり、分解の早さと持続の傾向が異なります。使用する糸の種類と特徴は診察時にご説明します。
| メニュー | 通常価格 | キャンペーン価格 |
|---|---|---|
| Nリフト 1本 | ¥33,000 | ¥9,800 |
| ヴィーナス 1本 | ¥55,000 | ¥45,000 |
| たるみ改善プラン 糸リフト入れ放題+ヴィーナス2本 | ¥365,800 | セット ¥297,000 / モニター ¥242,000 |
| ショッピングリフト 20本 | ¥60,000 | ¥35,000 |
ボリューム補充:ヒアルロン酸
脂肪の位置が下がっているのではなく、脂肪そのものが減っている場合、引き上げても凹みは埋まりません。この場合は補充が先になります。
| メニュー | 価格 |
|---|---|
| チャウム 1cc | ¥35,000 |
| ジュビダームシリーズ 1cc | ¥79,800 |
チャウムは1〜4番、ジュビダームはボリューマ、ボリフト、ボラックス、ボルベラを取り扱っています。施術直後は製剤に含まれる麻酔液の影響でむくみますが、完成形は約1週間後です。注入部位に数日鈍痛を感じることがあります。痛みが持続し日毎に強くなる場合は、早めにご受診ください。
目周り:皮膚と脂肪を直接扱う
| メニュー | 通常価格 | キャンペーン価格 |
|---|---|---|
| 上瞼の脂肪取り | ¥120,000 | ¥60,000 |
| クマ取り 経結膜脱脂法 | ¥300,000 | ¥150,000 |
| 裏ハムラ法 | ¥450,000 | ¥225,000 |
| 表ハムラ法 | ¥550,000 | ¥275,000 |
皮膚のたるみが少なくふくらみが主体であれば経結膜脱脂が選ばれやすく、皮膚のたるみ・しわも気になる場合は皮膚切開を伴う方法が検討されます。腫れ・内出血が落ち着き日常生活に支障が出にくくなるまでは1週間前後が目安で、数日〜1週間後に経過確認を行います。下眼瞼を切開する術式では、回復に数週〜数か月を要する場合があります。
なお当院の症例記録では、目の下の治療121件のうち裏ハムラ法が最も多く、併用を含む76件のうち3か月後の経過撮影まで到達したのは44件でした。長期の経過を追っている領域です。
小顔の外科的アプローチ
| メニュー | 通常価格 | キャンペーン価格 |
|---|---|---|
| バッカルファット/ジョールファット/メーラーファット 各 | ¥250,000 | ¥125,000 |
| 脂肪吸引注射 中顔面・下顔面・顎下のいずれか1部位 | ¥80,000 | — |
肌質・ボリュームの土台
| メニュー | 通常価格 | キャンペーン価格 |
|---|---|---|
| インモード miniFX+Forma | ¥38,000 | ¥18,000 |
| リジュランブラック | ¥80,000 | — |
| プルリアル デンシファイ | ¥77,000 | — |
| GOURI | ¥69,800 | — |
| スキンボトックス 全顔目安40〜50単位 | ¥25,000 | — |
当院で扱っていない術式について
皮膚の余りが大きいケースでは、余分な皮膚を切除するタイプの手術が一般に選択肢として語られます。当院では取り扱いのある術式の範囲で設計します。他院での手術が適していると判断した場合は、そのままお伝えします。
施術までの流れ
WEBまたはLINEでご予約いただき、ご来院後に問診票へ気になる部位とこれまでの施術歴をご記入いただきます。その後、医師によるカウンセリングと診察、ご説明とご同意のうえで麻酔を用いて施術、術後の過ごし方と注意点のご案内、アフターフォローという流れです。

目の下の施術はここに工程がひとつ増えます。カウンセリングで、ふくらみ、血行不良、色素沈着のどれが主体かというクマのタイプと、皮膚のたるみの有無、脂肪の量を確認します。局所麻酔のうえ、両目合わせて数十分程度、日帰りで施術します。経結膜脱脂では点眼麻酔を併用することもあります。術後は冷却方法や洗顔、メイク再開の目安をご案内し、数日から1週間後に経過を確認します。
カウンセリングは私が担当することを基本としていますが、院内の混雑状況によってはスタッフが先に対応に入る場合があります。無理な勧誘は一切いたしません。ご相談だけで終えていただいても構いません。InstagramのDMで「たるみ相談」とお送りいただく形でも受け付けています。
リスク・副作用について
本記事で紹介した治療はいずれも医療行為です。効果と経過には個人差があり、治る、必ず効果が出るという保証はできません。
- 糸リフト:内出血、発赤、熱感、痒み、痛み、異物感、鈍さ、しびれ、ひきつれ、凹凸、色素沈着。まれに糸の露出。
- ヒアルロン酸:内出血、腫れ、熱感、炎症、しこり、薬剤アレルギー、感染、血管塞栓、失明。
- 経結膜脱脂:腫れ・内出血、左右差、取りすぎによる凹み。
- ハムラ法:上記に加え、切開ハムラでの外反リスク、回復期間の延長。
リスクの詳細やダウンタイムの個人差は、必ずカウンセリング時に担当医へご確認ください。納得のいく説明が得られない場合、施術を急ぐ必要はありません。
よくある質問
Q1. 50代でたるみ治療を受けている人は実際にいますか?
います。当院の糸リフト症例記録192件のうち、50代は42名で全体の21.9%です。40代と合わせると114名で約6割。記録上の最年長は65歳です。ただしこの分母は症例記録に登録された件数であり、当院の総症例数ではありません。
Q2. 50代だと糸を多く入れないと効果が出ませんか?
本数だけで効果が決まるわけではありません。当院の症例記録で本数が記載されている延べ80件のうち、最も多いのは6本、次いで2本と4本です。元の脂肪がついている位置以上に持ち上げると糸に無理がかかり戻りが早くなるため、引き上げたい部位に合わせて位置と方向を設計したうえで、必要な範囲に絞って本数を決めています。なお本数の記録があるのは2025年分150件中67件で、年代別の集計はできないため「50代なら◯本」という数字はお出しできません。
Q3. 施術直後の写真を見て「思っていたのと違う」と感じたら失敗ですか?
施術直後は判断に適した時点ではありません。当院で撮影素材の使用可否を時点別に評価した記録では、直後は「条件付き」の評価が23件中19件で最も多く、1週間時点になって「良好」が最多に変わります。なかには直後は不可で、2週間の時点で可となった記録もあります。腫れやむくみが落ち着いてから判断してください。
Q4. 検診はいつ受けることになりますか?
当院の記録では、1週間検診は2025年の糸リフト150件中149件で実施され、実際の来院は術後平均9.3日でした。1か月検診は140件で実施され、術後平均36.1日です。1週間後、1か月後といっても、実運用では術後7〜10日前後と1か月前後に幅があります。
Q5. 引き上げないほうがよい場合もありますか?
あります。元々輪郭に脂肪が多くついている場合は脂肪吸引が適していることがありますし、脂肪そのものが減っている場合は引き上げても凹みは埋まらないため補充が先になります。目の下についても、青みや茶色みが主体であれば脱脂だけでは満足度が上がらないことがあります。必要のない施術をおすすめすることはなく、セルフケアや経過観察が最善だと判断した場合はそのままお伝えします。
まとめ:50代は「珍しい年代」ではなく、「設計の順番」が問われる年代
当院の糸リフト症例記録192件のうち、50代は42名で全体の21.9%。40代と合わせて約6割を占めます。50代は例外的な年代ではありません。
一方で、たるみは引き上げれば良くなるとは限りません。元の位置を超えて持ち上げれば戻りが早くなり、脂肪が減っている顔を引き上げれば凹みが目立ちます。ですから、どこに何が起きているかを診てから、必要な範囲に絞って設計します。実際の本数の中心は6本前後で、本数を最大化する方向では設計していません。
そして、仕上がりの判断は施術直後ではなく1週間前後から。当院の記録でも、良好な評価が最多になるのは1週間時点です。
やりすぎず、変わりすぎず、でも確かに美しく。銀座線 銀座駅B5出口 徒歩1分。まずは現在の状態を確認するところから、ご相談ください。

監修:能登谷 翔 医師 gift clinic 銀座 院長/たるみリフト専門医/美容外科歴10年・糸リフト症例2500件以上・注入症例1万件以上/美容外科学会(JSAS)正会員・日本形成外科学会 正会員・日本整形外科学会 正会員・日本美容皮膚科学会 正会員/ボトックスビスタ®認定医・ジュビダームビスタ®認定医・ジュビダームビスタ®バイクロス認定医