無理に勧めない、必要な施術だけを。

初めての糸リフトのカウンセリングの流れと確認点を専門医が解説します。

糸リフトのカウンセリングで最も多い後悔は、「説明が足りなかった」ではなく「何を聞けばよかったかわからなかった」というものです。

カウンセリングは医師が話すだけの場ではありません。患者さんが「今の自分の顔の状態」「何をどこまで戻したいのか」「そのためにどんな設計が必要か」を医師と一緒に確認する場です。

この記事では、糸リフト症例2000件以上の gift clinic 銀座 院長・能登谷翔医師の考え方をもとに、カウンセリング当日に必ず確認すべき7項目と、良いクリニックの見極め方を具体的にお伝えします。

院長(能登谷)より:

カウンセリングでは、今のお顔のどこが下垂しているのか、骨格・脂肪・皮膚の三層をどう設計するかをご説明します。無理なご提案はせず、今必要な施術だけを一緒に考えることを大切にしています。当日施術するかどうかは、カウンセリングの後でゆっくり決めていただければ十分です。

目次

  1. 糸リフトのカウンセリングで不安になりやすいこと
  2. カウンセリングから施術当日までの流れ
  3. カウンセリングで医師に確認すべき7項目
  4. 良いクリニックの見極め方
  5. gift clinic 銀座のカウンセリング方針
  6. リスクと注意事項
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ

糸リフトのカウンセリングで不安になりやすいこと

初めて糸リフトを検討する方からよく聞く不安を整理します。

「痛いのではないか」

糸リフトは麻酔を使って行います。局所麻酔が一般的で、麻酔注射時のチクッとした感覚はありますが、施術中の強い痛みは通常ありません。ただし痛みの感じ方には個人差があり、術後のじんわりした不快感が数日続くこともあります。

「バレてしまうのではないか」

糸リフトの仕上がりは、設計の自然さに直結します。「引き上げた感」が出るのは、本来下がっていない部位まで引っ張ったり、本数を入れすぎたりした場合がほとんどです。たるみは「下がった組織を元の位置に戻す」という発想で設計すれば、自然に仕上がります。手術跡は針穴程度で、ほぼ目立ちません。

「失敗するのではないか」

失敗として報告されるケースの多くは、適応外の方への施術、設計の誤り、過剰な本数による変形です。カウンセリングで設計をきちんと確認することが、最大のリスク回避になります。

「勧誘されるのでは」

「カウンセリングに行ったら断れない雰囲気になる」という心配は多いです。良心的なクリニックでは、カウンセリングのみで終了し、その日は何も決めなくてかまいません。後日じっくり検討して予約するスタイルが自然です。当日の強引な誘導を感じたら、そのクリニックを選ぶ必要はありません。

カウンセリングから施術当日までの流れ

初めての方が「当日何が起きるか」をイメージできるよう、標準的な流れを示します。

ステップ 内容 所要時間の目安
1. カウンセリング予約 Web・電話・LINEなどで予約。初診は情報シート記入あり
2. 問診・カウンセリング 希望・悩みの聞き取り、医師による顔の状態確認、設計の説明、料金の説明 30〜60分
3. 検討・予約 当日施術も可能なクリニックが多いが、後日でも可。この日は決めなくてよい
4. 施術当日(洗顔・写真撮影) 施術前の状態を記録 10〜15分
5. 麻酔 クリーム麻酔または局所麻酔注射 15〜30分
6. 施術 糸の挿入。本数・部位によって異なる 30〜60分
7. 仕上がり確認・アフターケア説明 腫れや内出血の見通し、洗顔・入浴のルールなど 10〜15分
8. 術後フォロー 気になる点があればクリニックへ相談

施術後は当日から洗顔可能なケースが多いですが、クリニックの指示に従ってください。強めのマッサージや激しい運動は術後数週間は避けるよう指示されるのが一般的です。

カウンセリングで医師に確認すべき7項目

「何を聞けばいいかわからない」という方のために、具体的な確認項目を整理します。

1. どこを・どの方向に・どこまで戻すのか(設計の説明)

これが最重要の確認事項です。「たるみをリフトアップする」という説明では不十分です。

  • 頬骨下の脂肪が落ちているのか
  • フェイスラインが骨格ごと下がっているのか
  • 口角が下がっているのか
  • 皮膚のたるみが主因なのか、脂肪が下垂しているのか

原因と部位によって、糸を入れる位置・角度・深さが変わります。医師が「どこからどこへ組織を動かすか」を具体的に説明できない場合は、設計が曖昧である可能性があります。

2. 本数の根拠

「何本必要ですか」ではなく、「なぜその本数なのですか」を聞きます。本数は多ければよいわけではありません。

一般的な目安として、左右両側に2〜8本程度の範囲で使われますが、顔の状態・たるみの量・希望する変化によって異なります。「たくさん入れるほど効果が上がる」という案内をするクリニックには注意が必要です。必要最小限の本数で最大の効果を出す設計こそが技術です。

3. 糸の種類と特性

糸には吸収性(体内で溶ける)と非吸収性(溶けない)があります。また形状・コグ(突起)の有無・素材によって保持力や持続期間が異なります。

  • どのメーカーの、どんな特性の糸を使うのか
  • その糸がこの顔の状態に適している理由は何か
  • 持続期間の目安はどれくらいか

これらを聞くことで、医師がきちんと個別設計しているかどうかがわかります。

4. ダウンタイムの見通し

ダウンタイムには個人差があります。一般的な傾向として:

  • 腫れ: 数日〜1週間程度(個人差あり)
  • 内出血: 数日〜2週間程度(コンシーラーで隠せる程度が多い)
  • しびれ・違和感: 数週間程度続くことがある
  • ひきつれ感: 術直後は強く感じることがあり、1〜2ヶ月で落ち着くことが多い

「まったく腫れない」「翌日から普通に過ごせる」という説明は一般的ではありません。自分のスケジュールと照らして、いつ施術するかを考えましょう。

5. 料金の内訳

総額だけでなく内訳を確認します。

  • 麻酔料は含まれるか
  • 施術後の検診費用はかかるか
  • 修正が必要な場合の費用は
  • 追加で糸を足したい場合の単価は

「初回価格」「モニター価格」を提示されている場合は、通常価格との差と条件(写真掲載等への同意の有無など)も確認します。

6. リスクと合併症の説明

良心的な医師は、リスクを正直に説明します。主なリスクには以下があります。

  • 感染(稀だが発生しうる)
  • 糸の露出・飛び出し
  • 左右差
  • しこり・異物感
  • 神経・血管への影響(技術と解剖知識で大半は回避できるが、ゼロではない)
  • 期待通りの変化が得られない

「うちはリスクゼロです」という説明は医学的にありえません。リスクを丁寧に説明したうえで「だから設計と技術が重要だ」と話す医師の方が信頼できます。

7. 施術しない選択肢の提案

たるみの状態・年齢・生活スタイルによっては、「今は糸リフトより別の方法が適切」「まだ必要ない」という判断もありえます。

適応でない方に糸リフトを入れることはリスクになります。「今はこの施術より、こちらの方が効果的です」という提案ができる医師は、患者本位で考えている証拠です。

院長(能登谷)より:

糸リフトは万能ではありません。皮膚の質感が気になる方にはスキンケアや光系の施術が先決なこともありますし、たるみの量が多すぎる場合は切る手術の方が効果的なこともあります。適応外と判断した場合は、正直にそうお伝えします。

良いクリニックの見極め方

カウンセリングに行く前に、クリニック自体を選ぶ目安を整理します。

「やりすぎない」方針が明示されているか

Webサイトやカウンセリングで「自然な仕上がり」「必要な施術だけ」という姿勢が伝わるかどうかを確認します。症例写真が「わかりやすい変化」ばかり強調されている場合は注意が必要です。

医師の症例数・専門性が確認できるか

糸リフトの技術は経験による差が大きい施術です。医師の症例数・専門的なトレーニング歴・所属学会が開示されているかを確認します。

カウンセリングのみで終わることができるか

「今日決めなくてよい」「カウンセリングのみも受け付ける」という体制があるか確認します。カウンセリング当日の施術を強く勧めるクリニックでは、十分な検討時間が取れない可能性があります。

症例写真の仕上がりが「自然」かどうか

「変わった感」が強い症例ばかりのクリニックより、「言われなければわからない程度」の自然な変化を多く示しているクリニックの方が、設計の方針が伝わります。

施術後の相談窓口があるか

術後に気になることが起きたとき、連絡できる体制があるかどうかも重要です。

gift clinic 銀座のカウンセリング方針

gift clinic 銀座では、能登谷翔医師がすべてのカウンセリングを担当します。

設計の説明に時間をかける

「どこが下がっているのか」「骨格・脂肪・皮膚のどの層に原因があるのか」を鏡で一緒に確認しながら説明します。

当日施術の強制なし

カウンセリングのみで終了していただくことができます。後日じっくり検討してから予約いただくスタイルを推奨しています。

適応外は断る

糸リフトでの改善が見込めない状態の方には、正直にそうお伝えします。他の選択肢の方が適切な場合はそちらをご提案します。

料金について

Nリフトを含む各メニューのモニター価格・通常価格は院内および公式サイトの料金ページに掲載しています。カウンセリング時にも詳細をご説明します。最新の料金は料金ページでご確認ください。

リスクと注意事項

糸リフトは医療行為です。以下のリスクと制約を理解したうえでご検討ください。

主なリスク

  • 感染: 稀ですが発生しうる。異常を感じたら早期にクリニックへ相談する
  • 内出血・腫れ: 程度には個人差がある。数日〜数週間で落ち着くことが多い
  • 糸の露出・しこり: 糸が皮膚表面近くに浮き上がる場合がある
  • 左右差: 顔は元来左右非対称であり、完全な対称は保証できない
  • 効果の持続期間: 使用する糸の種類・体質・生活習慣によって異なる。永続的な効果ではなく、一般的に1〜3年程度で糸が吸収される(吸収性糸の場合)
  • 神経・血管への影響: 解剖知識と技術で大半は回避できるが、ゼロではない

この記事の範囲

この記事は医療相談・診断の代替ではありません。個別の状態や施術の適応については、医師の診察を受けてください。記載している内容は一般的な情報であり、すべての方に同様の経過が生じることを保証するものではありません。

よくある質問(FAQ)

Q1. カウンセリングだけ行って、施術しないことはできますか?

できます。カウンセリングのみでの来院を受け付けているクリニックが多くあります。gift clinic 銀座でも、カウンセリングのみで終了することが可能です。「その日に決めなければならない」というプレッシャーをかけることはありません。

Q2. カウンセリングに費用はかかりますか?

クリニックによって異なります。無料のところと有料(数千円)のところがあります。事前に確認しておくと安心です。

Q3. カウンセリング当日に施術することは可能ですか?

多くのクリニックで可能です。ただし、十分に検討したうえで決断することをおすすめします。「今日だけの特別価格」という理由で急かされる場合は、慎重に判断してください。

Q4. 何本入れれば効果が出ますか?

「何本入れれば」という発想より、「どこをどう戻すか」という設計が先です。本数は設計に従って決まるものです。一般的には片側2〜4本程度から始めるケースが多いですが、顔の状態によって異なります。本数の多さが効果を保証するわけではありません。

Q5. カウンセリングで「適応外」と言われることはありますか?

あります。たるみの量が非常に多い方、皮膚が薄すぎる方、希望する変化と糸リフトの適応が合わない方には、別の選択肢を提案されることがあります。これは誠実な対応です。「どんな方でも糸リフトで対応できる」という説明は医学的に正確ではありません。

まとめ

糸リフトのカウンセリングで後悔しないためのポイントをまとめます。

  • カウンセリングでは設計の説明を必ず求める。「どこを・どの方向に・なぜその本数か」が答えられない医師は選ばない
  • ダウンタイム・リスク・料金の内訳を正直に説明してくれるかを確認する
  • 当日に決めなくてよい。「今日だけ」という誘導には慎重に
  • 良いクリニックは適応外なら断る。何でも受け入れるクリニックより、「今はこちらが適切」と言える医師の方が信頼できる
  • 仕上がりの目標は「バレない自然さ」。やりすぎない設計こそが技術

糸リフトは適切な設計と技術があれば、日常に馴染む自然な若返りが可能な施術です。まずはカウンセリングで「今の自分の顔の状態と何が必要か」を確認することから始めてください。

監修:能登谷 翔 医師(美容外科歴10年・糸リフト症例2000件以上・各学会正会員/gift clinic 銀座 院長)